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2016年9月24日土曜日

旅のテクニック② 『ストップオーバー』を活用する


ストップオーバーとは?


 一般的に直行便より乗継便の方が値段が安く設定されます。これは、航空会社から見た場合、ハブ空港都市と就航都市間の顧客だけでなく、就航都市間の移動する顧客を取り込むために、フライト時間が直行便より長くなるデメリットを価格でカバーしようとするためと思われます。(実際かかるコストは確実に大きいはずですが)

 そうした経由便において経由地で24時間以上滞在することをストップオーバーといいます。

 ストップオーバーまではいかない数時間のトランジットで入国して経由地の観光などを楽しむことも出来ます。




ストップオーバーしないなんて勿体ない!!


 24時間以上滞在する"ストップオーバー"の可否は、航空券のルールにより決まります。
片道のみ可だったり、往復とも可能だったり。
また、ストップオーバー無料だったり、追加費用の規定があったりします。

 なお、誤解されがちですが、24時間以内の乗り継ぎはストップオーバーの扱いとはならず、ストップオーバー不可の航空券においても(ビザ等の制約がなければ)入国が可能です♪

 ストップオーバーおよびトランジットでの現地滞在を積極的に活用することで、同じ目的地までのコストで、経由地までも楽しめてしまうという旅程を組み立てることが可能です。


トランジットを活用して弾丸トラベル!!


 ストップオーバーはホテル代も追加になってしまうので、小さい都市や何度も訪れたことのある都市の場合は、飛行機を夜行列車的に使う弾丸スケジュールもおススメ!
(体力と気力が必要ですが…)

   機内泊で午前中に経由地到着
    ↓
   朝から晩まで丸一日遊んで経由地を堪能♪
    ↓
   夕方空港ラウンジでシャワーを浴びて機内泊
    ↓
   目的地到着、ホテルチェックイン


活用例


時期経由便フライト(ストップオーバー)コメント
'16/6往路 : 羽田 → パリ(10時間) → ヨハネスブルグ
復路 : ケープタウン → ドバイ(2泊) → 羽田
往路はパリで10時間トランジット。 宿泊費が高いので、ちょろっと買い物&観光
復路はドバイで2泊ストップオーバー
旅行記はこちら
'13/9往路 : 羽田 → 上海(4時間) → 昆明(2泊) → カトマンズ
復路 : デリー → 上海(2泊) → 羽田
往路の昆明で2泊、復路の上海で2泊ストップオーバー。 こんな機会でもなければ昆明に降り立つことはないと思うので…良い機会でした。
'12/8往路 : ソウル → モスクワ(2泊) → パリ
復路 : ブリュッセル → モスクワ → ソウル
往路のモスクワで2泊ストップオーバー
(帰りは乗り継ぎのみ)
※ モスクワは入国にビザが必要
   (取り方は別記事参照)



注意事項


1~2泊のみのストップオーバーや数時間のみのトランジット入国の場合、預け入れ荷物を経由地でスルーさせるか、ピックアップするかも旅の快適性に大きく影響します。

 複数のスーツケースで旅行する場合、小さいスーツケースにストップオーバー用の荷物を入れておき、ピックアップは小さいスーツケースのみ、大きい方のスーツケースはスルーさせるといった方法もあります。
万が一、スルーチェックインできない場合でも、大抵の空港にはバゲージドロップがあるので大きい荷物はそこに預けてしまえば同様の効果が得られます。

 ただし、チョコレート等を入れた荷物をアブダビでスルーさせて半日滞在したケースでは、暑い所に放置されたようでチョコレートがドロドロに溶けてしまっていました…(>_<;)
ピックアップの有無は天候なども考慮に入れて決めてください。

 余談ですが、フルサービスキャリアの場合は、ストップオーバーするしないに関わらず乗継便はそれだけ機内食が出てきます。カロリーの取りすぎに注意が必要です。



- - - Have a Happy Travel ! - - -



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